“I am OK, you are OK.” (あおばタイムズ 48)
新庄剛志選手が今季限りで引退することを発表していましたが、その北海道日本ハムファイターズが二十五年ぶりにパ・リーグを制覇しました。子供の頃から王監督のファンで九州出身の私はソフトバンクホークスを応援していたのですが、新庄選手の顔を思い浮かべると、「これでいいのだ」と不思議に納得できてしまいます。
派手なパフォーマンスが注目されることの多い新庄選手ですが、他の選手が同じことをやってもこれだけの支持を集めることはできなかったでしょう。新庄選手の魅力は、いつものあの白い歯の見える屈託のない笑顔に表れています。それは「みんなをもっと楽しませたい。自分も心の底から楽しみたい!」と言っているかのようです。
私達はよく「家族を幸せにするためには自分が我慢しなければいけない」といった考え方をしてしまいます。まるで自分と周りの人間がシーソーの両端に乗っていて、どちらかが下がらないともう一方は上がれない…みたいに。けれども、両方一緒に上がる方法はないものでしょうか?―それを実践しているのが、新庄剛志という人のように思えます。若手選手に一緒にゴレンジャーのお面を被るパフォーマンスをさせ、その選手は肝心の野球でも活躍するようになりました。新庄選手の「自分も楽しむ。みんなも楽しもうぜ!」という意識が、チームの他の選手達に、そしてファン全体へと波及したかのようです。
そんな新庄選手が引退を決意したのは、自分がどこまでやれるかをよく知っていたからだと言います。野球生活を全うした新庄さんが、これから何をやって行くのかに注目したいと思います。
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