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“細胞が共鳴する” (あおばタイムズ 37)

 連休中に九州の山あいにある温泉へ行ってきました。一才になる息子を連れて宿泊するのは難しいと思っていたのですが、妻の親友が小さい子供連れにも親切な旅館を教えてくれたので新幹線とレンタカーを使って足を伸ばしたのです。この一年間というもの、共に医者である妻と仕事・家事・育児にフル回転でしたから、二人にとっては何だか慰労会のようでもありました。
 それにしても、一日中せせらぎの音が聞こえ緑に包まれた温泉では、小さい息子が昼も夜もスヤスヤと寝ていたのは驚きでした。ふだんは保育園へ通っていて夜中も時々ぐずったりするのですが、宿泊している二日間はぐっすりと眠っていました。親である私たち二人も、いつもとはちがって深い眠りについていました。仕事もなく休暇ということで気分的にリラックスしていたこともあるのでしょうが、自然の中で過ごすことで体そのものが喜んでいるようでした。まるで全身の細胞が、きれいな空気や水・木々の緑に共鳴しているような感覚をおぼえたのです。
 青葉区や都筑区といった地域は比較的緑が多く住みやすい環境だと思うのですが、いざ本物の自然が生きている場所へ行くといろいろなことを考えさせられます。時間の流れのちがい、人間らしく生きるとはどういうことなのか?、都会で生活していると当たり前だと思っていることが異常に思えてくることさえあります。あまり声高に環境問題などと叫ぶつもりもありませんが、やはり人間というのは生き物で、自然の中にいるとそれだけで元気をもらえるのを感じました。環境にしろ、食事にしろ、つき合う人々にしろ、触れ合う際に自分の細胞が共鳴するようないきいきとした感覚を大切にしたいと思いました。

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