“もう一つの目” (あおばタイムズ 23)
日々の生活をより豊かに感じられるよう、『もう一つの目』を持つよう心がけるのはいかがでしょうか。
たとえば「勉強をしなくてはならない」時。“やりたくないのに勉強するのはイヤだ!”…これが一つ目の見方です。しかしもう一つの目で見ると、“やりたくない気持ちを乗り越えて勉強できれば、勉強した分だけ実力がつく上に我慢できる忍耐力をも身につけることができる。”となります。今の気分に自分の行動を左右されるのではなく、もう一歩先を見通せる目を持つことで、自分のとる行動の持つ意味と今後の展開がちがってくるわけです。
ビートたけしさんが「旨い物を食べた時に一番感動できるのは、今まで旨い物を食ったことのないヤツだ」と言っていました。いつも美味しい物や便利な物に囲まれた生活というのは、もう一つの目で見ると実はあまり感激のない毎日を送っているということになるかもしれないのです。どうやら自分だけで「自分は恵まれている」とか「恵まれていない」とか決めつけることは難しいようです。現実は一つであっても、それにはいくつもの捉え方があります。
医者として年とった患者さん方を診ていると、「自分もこんなふうに歳をとれたら素敵だなあ」と思う方がいらっしゃいます。そんな方々の多くは考え方が柔軟で、あまり偏ったこだわりを持っていらっしゃいません。こだわりがないからこそ、その場の状況に合わせて楽しく過ごすことができ、見た目にもあまり年をとらないようなのです。
そんな達人のような生き方をするのはむずかしいことかもしれませんが、今から日々心がけていれば、年をとるころにはいつのまにかクセになっているかもしれませんね。
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