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“自律神経失調” (あおばタイムズ 17)

 疲れやすい、何となく体調がすぐれない、体に色々な症状が出てしまう…そんな時はっきりした原因が分からないと自律神経失調のように言われることが多いのですが、そもそも「自律神経失調」とはどのような状態なのかについてお話ししたいと思います。
 自律神経系には交感神経と副交感神経という二つの系統があって、人間が意識しなくても両者が内臓や体全体の働きを上手に調節してくれています。一生懸命活動したり緊張している時には主に交感神経の方が働き、食後やリラックスしている時には副交感神経が中心、というふうにまるでシーソーのように交互にバランス良く活動しているのが本来の姿です。日中動き回っている時には交感神経が活発に働き、仕事を終えてリラックスしたり、夜眠る時には副交感神経が優位になるようにできているのです。
 動物はたくさん活動した後には休息し眠りに落ちてしまいますが、忙しい現代人の場合はそうもいきません。仕事が終わるまで休みなく働き、本来は休息や睡眠をとるべき夜になってもまだ人工的な明かりの下で仕事をし続けます。すると自律神経のうち交感神経ばかりが働いてしまい、副交感神経の出る幕がなくなってしまいます。内臓などは両者が交代で働きかけることでうまく機能するようにできていますから、偏った状態が続くと様々な症状を出してしまい、そのような状態を「自律神経失調」と呼ぶのです。
 何より仕事が優先されることの多い世の中ですが、人間も生き物であって機械ではありません。このことは一人一人が幸せに生きるためにも忘れずにいたい事実です。

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