« 2005年2月 | トップページ | 2005年4月 »

”心の風邪” (あおばタイムズ 10)

 この冬は本格的に寒くなる時期が遅かったせいか、例年よりも遅い二月にインフルエンザ流行のピークがやって来ました。風邪のような症状であわてて病院を受診された方も多いことでしょう。
 ところで「うつ」の状態はよく“心の風邪”に例えられます。何となく体がだるくてやる気が出なかったり、食欲がなくなったりと、たしかに風邪の症状によく似ています。それに体の免疫力が落ちているとインフルエンザにかかりやすいように、過労やストレスが続いて心が疲れた状態だと、このような症状も出やすくなってしまうのです。なかでも風邪との一番の共通点は、誰でもかかってしまう可能性があること、時が来れば必ず良くなること、の二点でしょう
 今の医学では「うつ」の症状に対して薬を用いることがほとんどですが、薬を使わずに良くなりたいという方には早い時期にカウンセリングを受けてみることをおすすめします。実は「うつ」などの心の病気は身体の生活習慣病と同じように、ふだんの生活パターンや物事に対する考え方がきっかけになることが多いのです。今すぐ仕事や生活環境を変えることは難しくても、カウンセリングを通じて自分が置かれた状況に対する捉え方を変えたり、これから先どうやって生きて行くかについてじっくり考えてみることはできるはずです。体の風邪と同じように、心の風邪にも早めの手当てが必要なのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

“スローライフのすすめ” (あおばタイムズ 9)

 私が楽しみにしているテレビ番組に「人生の楽園」と「ポカポカ地球家族」があります。日本や海外で自分のやりたいことを模索しながら生活している人とその家族の姿を伝えてくれる番組で、見ているとこちらまで暖かい気持ちにさせられます。
 また最近は「クウネル」や「天然生活」といった雑誌が若い女性を中心に読まれているようで、そこにはちょっと懐かしいような、素朴な生活の様子が取りあげられています。カッコイイこととか、見た目のスマートさではなく、より“人間らしく生きる”ことを求める人が増えてきているようです。
 私の妻も医者なのですが、初めての出産を「自宅で迎えたい」と言ってくれました。最初は私自身考えもしなかったのですが、初めての子供を授かる大切な時間をリラックスできる自宅で一緒に迎えることができるというのは、大きな喜びです。同じように自宅出産を考えているご夫婦が多くいらっしゃることも、励みになりました。そして出産は怖いものではなく、幸せに満ちた瞬間だということを教えてくれた信頼できる助産師さんとの出会いを通じて、私たち夫婦ももっと自分らしい生き方について考えるようになりました。
 私たちの人生には、生まれてきた時代や取り巻く状況によって様々な制約があるものです。しかしこんなふうに自分なりの生き方を模索している方々の姿をみると、こちらまで元気をもらえるような気がします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年2月 | トップページ | 2005年4月 »