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”心の風邪” (あおばタイムズ 10)

 この冬は本格的に寒くなる時期が遅かったせいか、例年よりも遅い二月にインフルエンザ流行のピークがやって来ました。風邪のような症状であわてて病院を受診された方も多いことでしょう。
 ところで「うつ」の状態はよく“心の風邪”に例えられます。何となく体がだるくてやる気が出なかったり、食欲がなくなったりと、たしかに風邪の症状によく似ています。それに体の免疫力が落ちているとインフルエンザにかかりやすいように、過労やストレスが続いて心が疲れた状態だと、このような症状も出やすくなってしまうのです。なかでも風邪との一番の共通点は、誰でもかかってしまう可能性があること、時が来れば必ず良くなること、の二点でしょう
 今の医学では「うつ」の症状に対して薬を用いることがほとんどですが、薬を使わずに良くなりたいという方には早い時期にカウンセリングを受けてみることをおすすめします。実は「うつ」などの心の病気は身体の生活習慣病と同じように、ふだんの生活パターンや物事に対する考え方がきっかけになることが多いのです。今すぐ仕事や生活環境を変えることは難しくても、カウンセリングを通じて自分が置かれた状況に対する捉え方を変えたり、これから先どうやって生きて行くかについてじっくり考えてみることはできるはずです。体の風邪と同じように、心の風邪にも早めの手当てが必要なのです。

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