“幸せに生きる秘訣” (あおばタイムズ 5)
明けましておめでとうございます。
今回は、今年一年をぜひ素晴らしい年にしたいとお思いの方のために秘訣をお話ししましょう。ポイントは『人間は生き物である』、ということです。
カウンセリングのような仕事をしていますと、心の健康のためには自分で気持ちをコントロールすることこそ大切だと考えがちです。ところが心の状態には、じつは体の状態が大きく影響しているようです。
心療内科で、眠れない方のために睡眠薬を処方することがあります。「なかなか眠れなくて寝るのが朝方になってしまい、昼頃まで起きられない」という方もいます。人間の体は起きてから十四時間ぐらい経つと眠気がくるように出来ていますから、朝方まで眠れない場合でも夜まで我慢して起きていれば早寝早起きに変えるチャンスはあります。さらに朝起きようとする時間に強い光を浴びる習慣をつづけると、睡眠周期に関係するメラトニンという物質が脳内でうまく分泌され、昼夜のリズムが正常に戻りやすくなるのです。
電気の普及で夜でも昼と同じように生活できるようになったのはこの百年足らずですが、私たち人間の体は何万年もかけて、朝日が昇ると活動し、日が沈んで暗くなると眠りにつくという暮らしに適応してきました。心の健康のためには、いかに自分が生命をもった人間であることを意識しながら日々の生活を送れるか、というところに鍵がありそうです。
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