「からだ」から出発する…ココロ
今年の5月以降は気温や天候の変化がとくにはげしいので、体調をくずされた方も多いことと思います。
かくいう私も、その道のプロ(?)でありながら軽い喘息があり、今年のこの天候には苦労させられています。
以前は梅雨の前後の時期など寝る前や明け方には呼吸が苦しくなり、胸がヒューヒューいうこともあったので、いわゆる発作止めの吸入(β刺激薬)を使ってしのいだり、一時的に気管支拡張剤などのお薬を使っていたのですが、調子はなかなかよくなりませんでした。
ところが、ある時先輩のドクターからステロイドの吸入薬を強くすすめられ毎日朝・晩きちんと吸入するようになってからというもの!、この一年以上、まったく発作は出ていません。
「普通に呼吸できるって、こんなに楽だったんだぁ…」
と、あたりまえだと思っていた状態が、じつは軽い喘息があって苦しい呼吸をしている状態だった私は、気づかされたのでした。
というわけで、喘息で苦しんでいながら“ステロイド”と聞いて副作用を心配し、ステロイド剤の吸入に二の足を踏んでいる方。
私の経験からも、ぜひ試してみられるよう強くおすすめします。
(吸入薬ですので、内服ステロイド薬のように腸管から吸収され血液に入って作用するのではなく、気道の粘膜に付くことで喘息の原因ともいえる気道炎症をおさえてくれます。そのため、微量が粘膜から血中に入るだけなので副作用は非常に少ないと考えられます。)
ただし、良くなったからといってすぐに吸入をやめてしまったら意味がありませんので、あしからず。…
さて、ステロイド吸入薬のおかげもあって喘息にもあまり苦しめられることがなくなった私ですが、今年の4月以降どうも体調が悪い。風邪をひいたようになって、痰や鼻水が一週間以上もおさまりにくくなる症状を何度もくり返してしまうのです。
熱はないし、食欲もまぁあるんだけれど、もともと喘息が出やすく呼吸器系が弱いものですから、痰や鼻水が多いと呼吸が苦しくなってしまって何だか元気が出ない。睡眠や休養を十分にとっても、なかなか疲れがとれるなくて体がきつい状態がつづいてしまう。
4月から職場を変わったことも原因として考えたのですが、むしろストレスは自分で思うかぎり、3月までよりも減ったぐらい。
何が原因なのか、どうにもスッキリしません。
で、最近になってようやく気づいたのです。
私は曜日によって二ヶ所の職場で働いているのですが、どうもそのうちの一ヶ所で働いている日、そしてそのあとの調子がとくに悪いようなのです。
「何かのストレスかなあ???」…
いやいや、精神的なものではなくて、明らかに身体に症状がでています。『そうか!?』
以前、同じ職場で働いている人が、「仕事に来ると頭が痛くなる」と言っていたのを思い出しました。当時は私も、その人の頭痛は仕事のストレスが原因ではないかと思っていたのですが…
どうも、“シックハウス症候群”のようなのです。その人も、私の症状も。
その職場は、新しい建物ができてちょうど1年ほどでした。
その次の勤務から、窓を開けて十分に換気するようにしたところ、それまでのようにすぐに疲れる感じはなくなりました。それに何だか、職場での時間経過の感じ方まで変わってきたように感じられたのです。(それまでは、どこかでイライラしていたようなところがありました。)
とくに勤務中に出ることが多かった痰や鼻水も、あまり出なくなりました。(ティッシュペーパーの消費量が、目に見えて減りました!)
というわけで、私たちの「意識」(頭で考えること)ではマヒして分からなくなってしまっていても、じつは「からだ」の方が気づいていること、というのはいっぱいありそうです。
『からだなくして、こころ無し。』
からだの“感性”を大切に生かしてあげることが、こころを大切にすることにつながってくるのではないか?-と感じる、きょうこの頃です。
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